FXのデイトレをする際に必要なことの1つとして、ポジションを取る前にリミット注文とストップロス注文(以下、ストップ)を入れることが大切です。というか必須ですね。その理由を今回解説していきたいと思います。
皆さんは自動車の運転するときにシートベルトを着用しますよね。ジェットコースターに乗るときは安全バーを下げますよね。プロ野球の選手が打席に入るときはヘルメットを被りますよね。最後にもう一つ、オリンピックのスキーやスノボの選手もヘルメット付けていますよね。万が一の自体に備えて命を守るために、その道百戦錬磨の玄人たちでも必ず安全装置をつけています。
デイトレも全く同じで、リミット&ストップ注文は命の次(!?)に大切なあなたの資産を守るための安全装置となります。特にストップを入れないデイトレーダーは、コツコツ利益を重ねることができても、1回のトレードでそれまでの利益を吹き飛ばす「コツコツドカン」を誘発し、最悪の場合一発退場せざるを得ない状況に追い込まれる場合もあります。
「自分で損切り注文を出す」という方も、これからはその注文を出そうとしている価格帯より広くて構いませんので、必ず注文を入れてください!
これは何度も退場した経験のあるわたしが言うのであるから間違いないです(泣)
FXトレード経験の長いわたしはリーマンショック始め、その後の東日本大震災時の円高アタックや日銀為替介入、ユーロ危機(ギリシャやイタリア、ポルトガル・スペインなどヤバかった時期ね)、チャイナショックやスイスフランショック(スイス中央銀行の裏切り!?)、黒田バズーカー(日銀金融緩和)にイギリスのEU離脱(ブレグジット)。直近では昨年2018年のトルコリラショック(←勝手に命名)や今年入って早々の1月3日の円高アタックなど、1日で退場に追い込まれるほどの値動きを何度も見てきました。
今の国内FX業者の最大レバレッジは25倍ですが、リーマンショック時は最大400倍の業者もありまして、それはもう大変な事態に陥りました。ハイレバレッジが故に追証(借金)が発生することもあり、中には自ら命を絶つ方も多くいたと聞いております・・。
最初は損を出すことに抵抗があるかもしれません。もしろ損を出すことが好きな人はいないでしょう。ただデイトレーダーは1回のトレードで勝負するものでなく、1週間、1ヶ月、1年間、はたまた10回、100回のトレードのトータルリターンで勝てば良いのです。
具体的に説明すると、勝率は60%でデイトレーダーは合格です。(リミット&ストップが同幅設定の場合ね)
10回のトレードのうち4回負けれます。100回トレードするうち40回は負けれます。逆説的に言えば10回中4回は「負けます」
100回のトレードで40回は「負けます」
ただトータルリターンでは大幅にプラスになり、その単位のトレードは「勝ち」です。しかも「大勝ち」なのです。
大事なことなのでもう一回言います(笑)
10回中4回負けても、100回中40回負けても「大勝ち」なんですよ。こう聞くと、上手く負けることもデイトレーダーとして必要な要素の一つと思えてきませんか。柔道の受身と一緒で、是非うまく負けるテクニックを身につけてください。
今回はリミット&ストップを入れる必要性のみ、精神論で解説させていただきました。でも皆さんは実際の注文の入れ方や水準を聞きたいと思っていますよね。まあ焦る気持ちはわかりますが、その具体的な説明は他の記事で解説していきます。とても1つの記事では収まりが悪いので。
最後に、以前お話したトレードスタイルによる目安のリミット&ストップを参考に記して締めたいと思います。
通貨やボラティリティによっても変動しますが、以下は米ドル円の目安。(わたしの個人的な水準ですので、あくまで為参考)
2~5pips
10~50pips
1~3円
④中長期投資
特に定めない。しかし1~3倍の「低レバ」投資で