デイトレFXはテクニカル分析で稼ぐ

「勤勉で努力する者に稼いでもらいたい」 FXで勝つためのテクニカル分析を説明します

覚えるべき重要な経済指標

FXのデイトレは主にテクニカル分析を行いながらトレードをしていきますが、テクニカル分析が役に立たない場面が出てきます。そう、経済指標の発表時です。

今回は経済指標の中でも特に重要な指標を解説していきます。発表の際はテクニカル分析は役に立たないためトレードを見送ることも必要。早速ですが紹介していきますね。

 

・米雇用統計

1ヶ月の中で最も大切な指標と言えるでしょう。アメリカの雇用統計は毎月第一金曜日に発表されます。やはり世界経済の中心はアメリカなので、その雇用状況は大きなインパクトを与えます。

その理由としてFRB(米連邦準備制度理事会)はアメリカの雇用最大化と物価の安定を見て金利政策を決めるからです。(ちねみにECBは物価のみ注目)

結論、雇用統計の善し悪しによって利上げや利下げを決めるため、大切な指標と言うことができます。

具体的に雇用統計は10数項目の発表がありますが、大切なのは「失業率」「非農業部門雇用者数」の2つとなります。

まずは失業率から。計算式は 失業者÷労働力人口×100

で表され、数値が低いほど経済が好調、高いと不景気と判断できます。

直近2019年2月のアメリカ失業率は3.8%であり、ほぼ完全雇用に近い状態。アメリカ経済の好調さが出ている数字になっています。ちなみにリーマンショックの翌年である2009年10月の失業率は10.1%を記録しており、明らかに景気と失業率が連動していることがわかります。

続いて非農業部門雇用者数について。読んで字のごとくサラリーマンや政府機関従事者(公務員など)の農業以外の雇用者数の増減を示しています。

農業を除外する理由としては、農業は季節要因が大きく収穫時期は雇用者数が増えますが閑散期は雇用が減るため、景気の善し悪しの判断する材料から除外する必要があるからです。

もちろん雇用者数は増えていれば好景気、減っていれば不景気と判断できるでしょう。

これら2つの指標で大切なのは事前予想より良いか悪いかであって、絶対的な数字が良いか悪いかではないことに注意する必要があります。

具体的には失業率4.0%や雇用者数が10万人増えていれば絶対的な指標としては好景気と判断できますが、事前予想が失業率3.8%、雇用者数が15万人増加であれば指標は悪かったと判断され、大きくリスクオフの動きとなります。

このような点に注意しながら雇用統計の発表に臨む必要があるでしょう。

 

FOMC(連邦公開市場委員会)

アメリカの金融政策を決定する会合のこと。日本では日銀金融政策決定会合にあたるものであり、この会合でアメリカの政策金利の決定がなされます。いわゆる政策金利(短期金利)を「利上げ」「据え置き」「利下げ」するタイミングになります。

一般的には景気が良くなる局面では「利上げ」をして金融引き締め(市場から資金を回収)していき、景気が悪くなる局面では「利下げ」(市場に資金を供給する)する形となります。

こちらも事前予想がなされているので、それに比べてどのような発表であったかが重要です。例えば同じ金利の「据え置き」が発表された場合でも、事前予想が「利上げ」であれば株式市場にとって好意的に取られることになりますし、事前予想が「利下げ」であった場合は悲観的に取られてしまうでしょう。

このFOMCの最後にはFRB議長の今後の金利政策の見通しの発表もあり、こちらも合わせてマーケットに与える影響は大きなものになります。

直近2019年3月のFOMCでは事前予想通りの金利「据え置き」であったものの、年内の金利政策が事前予想が2回の利上げから、年内利上げなしという発表がなされたことで、米ドルが1円ほど円高ドル安に進んだことは記憶に新しいところ。FOMCの重要さを知ることが出来る局面でした。

 

消費者物価指数(CPI)

毎月15日前後に発表されるインフレの最重要指標です。先にも述べたとおりアメリカの金利政策の判断材料は雇用と物価の2つであるため、後者の物価のインフレはこの指標で判断されることになります。

リーマンショック後のアメリカは年2%ほどの物価上昇を好んでおり、この年2%を達成するために金利政策を行っているといっても過言ではありません。(もちろん雇用も見ていますよ)

こちらも事前に予想値がでているため、事前にマーケットが予想値を折込みます。先の雇用統計と同様に事前予想より良いか悪いかでマーケットが動きますので、例え前年比2.5%の物価上昇という結果が出たとしても、事前予想が2.8%であれば指標は悪かったと判断され、株式市場はリスクオフの動きとなるでしょう。

 

・アメリカGDP成長率

アメリカの国内総生産が前年に比べてどれだけ成長したかが発表される指標です。国内総生産とは国内で生産された商品やサービスなどの付加価値の合計を意味します。

前年比3%ほどの成長をアメリカは目指していますので、その数値に近ければ良い結果であると言えるでしょう。

発表時期は四半期に1回であり、具体的には1月・4月・7月・10月の21:30に発表されます。(冬時間は22:30に発表)

これも前述の指標と同じように事前の予想があるため、その予想に比べて良かったか悪かったかによってマーケットを動かす要因となります。

 

以上、4つの重要指標の解説をしました。いずれもアメリカの指標という共通点がありますが、世界経済の中心はやはりアメリカであることを考えると致し方ないところ。今後は中国経済が世界経済に与える影響が大きくなっていくため、中国経済指標も注目していく必要が出てくるでしょう。

これらの経済指標の発表があるときは、デイトレは様子見することも一考する必要がありますね。